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Marginal Prince Short Story
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■シルヴァン×ハルヤ
日曜日の正午。
アイヴィーの自宅にシルヴァンとハルヤが遊びに来ました。

「アイヴィー、ランチを二人分お願いしまーす」
「あれ。アイヴィー、居ないね」
「そのようですね。まあ、入って待っていましょう」
「そだね。お邪魔します」
ハルヤは自分とシルヴァンの靴を揃えて上がりました。

「ハルヤー、僕、グリーンティー淹れましょうか?」
「あ、うん。ありがと」

空きっ腹に緑茶を流して、ハルヤはますます項垂れました。

「どうしよう。俺、お腹空いた、すごく」
「アイヴィー、いつ帰って来るか解りませんし」
「仕方ないな。面倒くさいけど、自分で作ろうかな」
「わお。嬉しいです! 何を作ってくれるんですか?」
「うーん。どんな材料あるかなあ」」
「ハルヤー、冷蔵庫に何もありませんよ?」
「ほんとだ。俺用のお米とお味噌くらいしかないね。
 んー。じゃあ、お味噌付けて、焼きおにぎりにしようか」

ハルヤがアイヴィーにねだった炊飯器を使って、ご飯を炊きました。

「よし。後はご飯を蒸らして…」
「ハルヤハルヤー、僕、いいこと思い付いちゃいました♪」
「なあに?」
「聖アルフォンソニュースで、『ハルヤのお料理教室』を放送しませんか?」
「絶対やだ」
「なんでですかー」
「番組にするほど料理できないし。恥ずかしいよ、そんなの」
「絶対人気が出ると思うんですけどねー、後でレッドにも相談してみます」
「だめだよ。レッドに言ったら、やろうって言うに決まってんじゃん」
「ハルヤのエプロン姿をお茶の間にもお届けできたらいいなと思ったんですけど、
 僕だけが独り占めするというのも、良いかもしれませんね♪」
「何だよ、それ…うわっ」
「丁度良いサイズなんですよねー、ハルヤは」
「意味わかんないこと言ってないで離してよっ」
「離しませんー。ハグですよ、ハグ。別に普通でしょう?」
「日本では普通じゃないんだってば」
「僕、ハルヤみたいなお嫁さんが欲しかったんです」
「お嫁さんって…あっ」
「ヒトんちで何してんだ、お前等!」
「なんで僕だけ蹴るんですかー?」
「お前は蹴り易いから。ったく、食われてないか、ハルヤ」
「う、うん。ありがとう、アイヴィー。帰って来てくれて」
「ん? なんか作ってんのか?」
「あ、そうそう。ご飯蒸らしてたんだった。
 アイヴィーも食べる? 焼きおにぎり」


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