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Marginal Prince Short Story
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■アイヴィーシナリオBL
配置場所:各ルートごとに異なります
■背景:正門前
■人物:なし

【アイヴィー】
はい、15時に正門前に、とーちゃーく。俺の方が早く着いたみたいだな?
今日のマジプリはミハイルだよな。ミハイル、かわいーよなー。
今年になってからは外に出掛けるようになったよなー。
この前も「ごめんなさい、今日はカフェに行ってみたいんです」とか言ってたし。
今日はドコにお出掛けするのかねー。あや? 電話だ。


■背景:正門前
■人物:手の中に着信中の携帯

【アイヴィー】
お? 変態さんからだ。


■背景:正門前
■人物:携帯を持っているアイヴィーの後ろ姿

【アイヴィー】
はい。こちらアイヴィータクシーです。
只今、ミハイルと待ち合わせ中なので、お話することができません。
発信音の後にメッセージをどぞ。ぴー。

【ソクーロフ】
ミハイルの送迎はキャンセルだ。

【アイヴィー】
ええっ!? ちょっと何ソレ! ソクちゃんの陰謀?
俺、もう正門前まで来てんだぞ! 俺のささやかな楽しみを奪うなっ!

【ソクーロフ】
電話口で叫ぶな。ミハイルは今朝、熱を出した。今、保健室に居る。

【アイヴィー】
えっ!?

【ソクーロフ】
ミハイルだけでなく、シュヌーシアの生徒が数人、風邪を引いている。

【アイヴィー】
そ、そうなんだ。お疲れさんだね、お医者さん。

【ソクーロフ】
ん? どうしたんだい? 二階で寝てなくてはいけないよ、ミハイル。

【アイヴィー】
うわ。急に声のトーン変わったよ。変幻自在だなー、相変わらず。
生徒には優しーんだよな、この保健室のセンセは。

【ソクーロフ】
そうだよ。タクシーのおじさんと話しているところだ。

【アイヴィー】
ちょっと! タクシーのお兄さんだっての!

【ソクーロフ】
アイヴィー。

【アイヴィー】
ハ、ハイ。

【ソクーロフ】
ミハイルがお前と話したいそうだ。代わる。

【ミハイル】
あのっ、こ、こんにちは。ミハイルです。タクシーのお兄さんですか?

【アイヴィー】
ミハイルー。そうだよ、タクシーのお兄さんだよー。

【ミハイル】
ごめんなさい。ぼく、今日行けなくなっちゃって、ごめっ、けほっ、ごめんなさい。

【アイヴィー】
あー、俺は全然平気だから! 気にしなくて良いってー。
俺に気遣ってくれるなんて優しいな、ミハイルは。主治医さんと大違いだねー。

【ミハイル】
え? 博士? 博士は、いつも優しいよ?

【アイヴィー】
あ、あー、そうだよねー。そうなんだよねー。
じゃ、じゃあ、おだいじにな。今日はゆっくり休むんだぞ。

【ミハイル】
ありがとう…あ、はい。あの、それじゃ、博士と代わりますね。

【アイヴィー】
おう。お医者さんに変なクスリとか飲まされんなよー。

【ソクーロフ】
おい。

【アイヴィー】
ひっ!

【ソクーロフ】
私のクランケに可笑しなことを吹き込むな。

【アイヴィー】
急に出てくんなっ。今、心臓止まった!

【ソクーロフ】
止まる筈がないだろう。ではそういうことで。切るぞ。

【アイヴィー】
う、うん。あ、ソクーロフ!

【ソクーロフ】
なんだ?

【アイヴィー】
お医者さんも風邪引かないようにね?

【ソクーロフ】
…医師が風邪など引いていられるか。


■背景:正門前
■人物:手の中の携帯(通話終了)


【アイヴィー】
んー。じゃあ、俺、時間空いちゃったなあ。学院まで来ちまったし。
まあ、お天気良いし、どっかぶらぶらお散歩でもするか。ドコ行こっかなー?

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