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Marginal Prince Short Story
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アイヴィーシナリオBL
■背景:オシャレなバー(カウンター)
■人物:なし

【アイヴィー】
どもー。

■背景:オシャレなバー(カウンター)
■人物:派手な髪色で美人のおカマさん

【レアちゃん】
いらっしゃーい。あらっ、アイヴィーじゃない! 随分、ご無沙汰だったわね?

【アイヴィー】
ゴメンゴメン。今日もキレーだね、レアちゃん。

【レアちゃん】
んー? 今夜はドクターと一緒じゃないのー? ザンネン。
カウンセリングごっこして欲しかったのにな。

【アイヴィー】
…俺でスミマセンね。

【レアちゃん】
妬いてるの? アイヴィーったらカワイイんだからっ。


■背景:オシャレなバー(カウンター)
■人物:レアちゃんに抱き着かれるアイヴィー

【レアちゃん】
アイヴィーのこともスキよ、このオトコ前な胸板は。

【アイヴィー】
ドコ触ってんのっ…今日は若い連れが居るからタッチとかナシで…

【レアちゃん】
え? ちょっと! すっごい美形じゃない! そのキレーなコはどなた? 

【アイヴィー】
マージナルプリンスだよ。

【レアちゃん】
まあ、そうなの? お会いできて嬉しいわ、マージナルプリンス。

【アイヴィー】
ジョシュア、このおネエさんは店長のレアちゃん。
念の為、言っとくけど、おカマさんだからな?

【ジョシュア】
ええっ?

【レアちゃん】
可愛いリアクションするじゃない? おカマさん見るの初めてなの?

【ジョシュア】
は、はい…

【レアちゃん】
しかも、アタシのこと女だと思ったの?

【ジョシュア】
ええ…お綺麗な方なので、普通に女性だと…

【レアちゃん】
キャッ。このコ、食べちゃいたいっ。

【アイヴィー】
食べちゃわないでクダサイ。えと、二階の席、空いてっかな?
あの、ちょっと個室っぽいトコ。

【レアちゃん】
空いてるわ。人から見え難い場所だからって、若いコにイケナイことしちゃダメよ?

【ジョシュア】
えっ?

【アイヴィー】
こいつ、何でも本気にしちゃう奴なんだから、ヘンなジョーダン言わないでよっ。
席、行くぞ、ジョシュア。

【ジョシュア】
あ、はい…


■背景:オシャレなバー(吹き抜けの二階席)
■人物:ジョシュア

【ジョシュア】
一階が見える席なんですね。なんだか夜景みたいです。

【アイヴィー】
うん。あ、ステージ見てみ、ジョシュア。
お前さんへの挨拶代わりに、一曲歌ってくれるみたいだぜ?

【ジョシュア】
レアさん、ヴォーカリストだったんですか? え…綺麗な声…

【アイヴィー】
そ。声量あるし、あの中性的な声も良くて、密かにモテモテなのよ、あのおカマさんは。


■背景:黒のタクシー
■人物:タクシーの中にジョシュア

【ジョシュア】
今日は楽しかったです。素敵な歌をありがとうございました。

【レアちゃん】
喜んで貰えて嬉しいわ。ありがと。
またいつでもいらしてね? おネエさんが可愛がってア・ゲ・ル。

【ジョシュア】
は、はい…

【アイヴィー】
えと、もうクルマ出してあげて? じゃなー、ジョシュア。おやすみ。

【ジョシュア】
おやすみなさい、アイヴィー、レアさん。


■背景:小さくなる黒のタクシー
■人物:なし

【レアちゃん】
ねえ、アイヴィー。あのコ、今年の生徒代表よね? しかもロミジュリの忘れ形見。

【アイヴィー】
なんだ、知ってたの? じゃあ、なんで知らないフリしてたのさ?

【レアちゃん】
おバカさんね。私がミーハーに騒ぎ立てたら、王子様がヤな思いするだけじゃない。
あのコは今まで何百回も言われてることでしょう?

【アイヴィー】
…ありがと、レアちゃん。

【レアちゃん】
それより。あのコとどういうカンケイなの、アイヴィー? 正直におっしゃい?

【アイヴィー】
生徒代表とその部下だよ、決まってんじゃん。

【レアちゃん】
でも、あのコは、そうは思ってないみたいよ?

【アイヴィー】
え?

【レアちゃん】
アラ。オカマさんの目を疑うつもり?

【アイヴィー】
どーゆーイミさ。

【レアちゃん】
アイヴィーは下手に優しいからダメなのよねー。

【アイヴィー】
何のダメ出しだよ、それ。

【レアちゃん】
さあ、中に入りましょ。
久し振りに来たんだから、アイヴィーはもう一杯飲んでいくわよねー?


■背景:オシャレなバー(吹き抜けの二階席)
■人物:レアちゃん

【アイヴィー】
レアちゃん、最近、お店の調子どお? コワイお兄さんに絡まれたりしてない?

【レアちゃん】
絡まれてはないけど、一人、知らない顔を見たわ。

【アイヴィー】
どんな?

【レアちゃん】
これ以上は、なんか頼んでくれなきゃ教えてあーげない。

【アイヴィー】
……『ピクルスとオリーブのラブラブソード』をクダサイ。

【レアちゃん】
アリガト。ちょっと待っててねー。


■背景:オシャレなバー(吹き抜けの二階席)
■人物:なし

【アイヴィー】
…また商売上手の焦らしプレイだな。


■背景:オシャレなバー(吹き抜けの二階席)
■人物:ピクルスとオリーブを交互に差した串

【レアちゃん】
お待たー。アタシのこと待ち遠しかった?

【アイヴィー】
うん。スゴイ待ち遠しかった。

【レアちゃん】
じゃあ教えてあげちゃう。
インテリ系、フランスの顔ね、あれは。

【アイヴィー】
へえ。じゃあレアちゃん好みじゃん?

【レアちゃん】
ドクターとは雲泥の差よ。笑いながら人を殺せるタイプだったもの。

【アイヴィー】
そいつは物騒だ。やっぱり、花の香りに誘われて来たのかな?

【レアちゃん】
おそらく。アタシ、花祭りについて少し聞かれたわ。本番前の下見ってところね。

【アイヴィー】
そう。

【レアちゃん】
まだ、そういう目するのね。

【アイヴィー】
え?

【レアちゃん】
可愛くないわよ、アイヴィー。


■背景:オシャレなバー(吹き抜けの二階席)
■人物:アイヴィーの両頬に触れるレアちゃん

【レアちゃん】
この島には、貴方が居なくなったら悲しむ人がたくさん居るの。忘れないで。

【アイヴィー】
…ん。

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