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Marginal Prince Short Story
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夏はデンジャラスに水着に白衣4 続編
後日。聖アルフォンソ学院、プライベートビーチ。
夏の青空の下、学院の生徒四人が広い海辺で遊んでいた。
うち二人は、砂浜で綺麗な貝殻探し。

「ユウタ、ごめんね、僕のせいでっ」

「大丈夫だよ、ミハイル。まだまだ、たくさんあるんだから」

ユウタが見つけた貝殻をミハイルが踏んでしまっていた。

「あ、そうだ。次は砂に埋まるやつやろっか。
ミハイル、俺の身体、砂に埋めてくれる?」

「えっ!? ユウタを砂に? 僕、ユウタにそんなことできないよっ」

「あ、えーと。そうじゃなくてー」

海から一人の生徒が上がってきた。髪の長い生徒が出迎えている。

「ハルヤ、スゴイですー! またまた大漁じゃないですかー!」

「うん。まあ、いっぱい居るから、この辺」

砂浜に上げられた魚達がピチピチ跳ねている。

「ハルヤ、ハルヤ! あとでまたアレ、やって下さいねっ」

「良いけど。ほんと好きだよね、シルヴァンは」

「じゃーん! 今日はデジカメ持ってきちゃいましたー!」

「ええ? 写真撮るの?」

「バッシャバッシャ撮っちゃいますよー!
ハルヤの包丁捌き&水着エプロンを!」

四人の生徒達を、二人の大人達が見守っている。
うち一人は、ここまで皆を乗せてきたタクシードライバー。
海辺にある木製のコテージで、生徒達を眺めながら寛いでいる。

「なんか楽しそーだな。何言ってるか聞こえないけど」

その隣には、引率の先生としてやってきた保健教師。
ビーチチェアに寝そべり、麦わら帽子を顔に乗せている。
タクシードライバーは、保健教師を覗き込む。

「ソクちゃーん、もう寝ちゃったのー?」

返事はない。

「じゃー、俺もお昼寝しちゃおっかなー」

「お前は子供達を見ていろ」

「なんだ。起きてんじゃん。つーか、また水着に白衣ですか」

「何か問題でも?」

「存在自体が……あ、いえ、何でもないです」

「ところで。手の具合はもう良いのか? 運転に支障はないようだったが」

「え? ああ、うん。傷口はもう殆ど塞がってるから」

「トカゲ並みの回復力だな」

「ほんと。ムダにジョーブだから」

「見せてみろ、手。傷の経過を診ておきたい」

「えっ。だから、もう平気だって」

「何を勿体ぶっている。早く」

「ちょ、水着白衣で、そんなに近付くなって」

「アーイヴィー!」

大声で呼ばれ、二人は離れる。

「アイヴィーも、こちらに来ませんかー?」

シルヴァンが手を振っている。

「ハルヤがオサシミ作ってくれましたよー! 水着エプロンでー!」

続いてユウタも声を張り上げる。

「博士も一緒にどうですかー? ミハイルも来て欲しいって言ってまーす!」

アイヴィーは笑って、隣を見る。

「呼ばれてるよ、ソクちゃん」

「お前もな」

「じゃー、行きますかっ」

「そうだな。貴重な水着エプロンを観察しに」

「ソッチかよ!? てゆうか水着白衣のほうが珍しいと思うけど」

「幾ら好みのコスチュームでも、子供達の前では慎めよ?」

「こ、好みなんかじゃありません!」

「行くぞ。傷は、あとでじっくり診てやるからな」


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