×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
■アンリ×ハルヤ
■ベース:アンリのホワイトデー。一部、忠実に再現。
---------------------------------------------
ハルヤは自分の部屋のベッドで、眠っていた。
覚えのある音楽で、目を覚ます。
彼専用の着信メロディが鳴っている。
「あんり…?」
部屋の中は真っ暗だ。夜中らしい。
眼鏡も掛けていないし、辺りがよく見えない。
おぼろげな意識の中、
現状を把握しようと頭がゆるゆると回り始める。
アンリから電話?
同じ寮に居るのに、それも夜中に?
きっと夢だ。
こんな夢を見るなんて。
きっと最近、アンリのことばっか考えてるからだ。
嫌だな、夢までみるなんて。
俺…アンリに電話、掛けて欲しいのかな。
携帯はハルヤを呼び続ける。
その音だけを頼りに、手探りで携帯を探す。
やっと、指が小さなキカイに辿り着いた時、音が止まった。
待受画面に文字が残る。
――着信あり1件 アンリ 17秒――
画面の隅には「3月14日3時34分」と書いてあった。
やっぱり深夜だ。
こんな時間に電話が来るわけないのに。
まだ意識が混濁している。
これが夢か、うつつかどうかさえ解らない。
鳴らない携帯を眺める。
もう1回、電話、来ないかな…。
でも、2回も掛けてこないか。アンリだし。
機嫌悪くさせちゃったかな。
操作ミスだった可能性もあるし。
…じゃなくて。この瞬間さえ、夢かもしれないのに。
だけど。
もし、これが夢でも。
アンリの声、聞きたいな。
携帯が鳴る。
先と同じ曲。画面にはアンリの番号が表示されていた。
慌ててボタンを押し、耳に当てる。
「も、もしもし?」
「ハルヤ。今、良い?」
アンリの声が、自分の名前を呼んだ。
いつもの声より、なんだか優しい。
やっぱり、夢なのかな。
「ハルヤ? ごめん、寝ていた?」
「あ、うん。あの…どう、したの?」
「ハッピーホワイトデー」
「え…」
「愛してるよ。いつも君のことばかり考えてる。
こんなことが僕に起こるなんて。ほんと、どうかしてるよね。
それじゃ、おやすみ」
電話が切れた。
携帯の画面を見る。
――通話時間 58秒――
一瞬だけ表示されて、夢のように消えた。
着信履歴を見る。
そこには『アンリ』と表示されている。
徐々に意識が覚醒してくる。
今も尚、表示される名前。
耳に残る声。
夢じゃ、ない。
なんだよ、今の。
アンリ、なんで俺に、あんなこと…
明日、どんな顔して会えば良いんだろ。
ぐるぐると同じことばかり考えて。
携帯の時計が4時を回っても、目は冴えていた。
胸が熱くて苦しい。
夢じゃないのなら。
さっき、言えば良かった。
ハルヤは携帯を開く。
短い抗議メールを送ることにした。
-------------------------------------
To: "Henri"
From: "Haruya"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:11 AM
Subject: アンリの馬鹿。
眠れない。
-------------------------------------
送信してはみたものの、アンリはもう眠ったかもしれない。
暫く待っても、返事が来なかったら、俺も眠れるかな?
叶いそうもない期待だな、に自分で苦笑する。
携帯画面が光る。
アンリから返事が来た。
それから少しの間、俺達はメールを続けていた。
可笑しい。
真夜中。
同じ建物に居るのに。
ほんと、どうかしてる。アンリも、俺も。
-------------------------------------
To: "Haruya"
From: "Henri"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:16 AM
Subject: 僕は馬鹿じゃない。
>眠れない。
あっそう。僕はもう眠るから、静かにして?
-------------------------------------
-------------------------------------
To: "Henri"
From: "Haruya"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:23 AM
Subject: Re: 僕は馬鹿じゃない。
>あっそう。僕はもう眠るから、静かにして?
良かった。
いつものアンリだね。
さっきのアンリ、優し過ぎて、夢かと思った。
-------------------------------------
-------------------------------------
To: "Haruya"
From: "Henri"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:27 AM
Subject: (non tittle)
>さっきのアンリ、優し過ぎて、夢かと思った。
失礼だね。
-------------------------------------
-------------------------------------
To: "Henri"
From: "Haruya"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:38 AM
Subject: Re: (non tittle)
>失礼だね。
ゴメン(笑)
あのさ。
さっきの電話で、言い忘れたんだけど。
どうかしてるの、アンリだけじゃないから。
俺も、だよ。
いつも、アンリのことばっか考えてる。
-------------------------------------
fin
■ベース:アンリのホワイトデー。一部、忠実に再現。
---------------------------------------------
ハルヤは自分の部屋のベッドで、眠っていた。
覚えのある音楽で、目を覚ます。
彼専用の着信メロディが鳴っている。
「あんり…?」
部屋の中は真っ暗だ。夜中らしい。
眼鏡も掛けていないし、辺りがよく見えない。
おぼろげな意識の中、
現状を把握しようと頭がゆるゆると回り始める。
アンリから電話?
同じ寮に居るのに、それも夜中に?
きっと夢だ。
こんな夢を見るなんて。
きっと最近、アンリのことばっか考えてるからだ。
嫌だな、夢までみるなんて。
俺…アンリに電話、掛けて欲しいのかな。
携帯はハルヤを呼び続ける。
その音だけを頼りに、手探りで携帯を探す。
やっと、指が小さなキカイに辿り着いた時、音が止まった。
待受画面に文字が残る。
――着信あり1件 アンリ 17秒――
画面の隅には「3月14日3時34分」と書いてあった。
やっぱり深夜だ。
こんな時間に電話が来るわけないのに。
まだ意識が混濁している。
これが夢か、うつつかどうかさえ解らない。
鳴らない携帯を眺める。
もう1回、電話、来ないかな…。
でも、2回も掛けてこないか。アンリだし。
機嫌悪くさせちゃったかな。
操作ミスだった可能性もあるし。
…じゃなくて。この瞬間さえ、夢かもしれないのに。
だけど。
もし、これが夢でも。
アンリの声、聞きたいな。
携帯が鳴る。
先と同じ曲。画面にはアンリの番号が表示されていた。
慌ててボタンを押し、耳に当てる。
「も、もしもし?」
「ハルヤ。今、良い?」
アンリの声が、自分の名前を呼んだ。
いつもの声より、なんだか優しい。
やっぱり、夢なのかな。
「ハルヤ? ごめん、寝ていた?」
「あ、うん。あの…どう、したの?」
「ハッピーホワイトデー」
「え…」
「愛してるよ。いつも君のことばかり考えてる。
こんなことが僕に起こるなんて。ほんと、どうかしてるよね。
それじゃ、おやすみ」
電話が切れた。
携帯の画面を見る。
――通話時間 58秒――
一瞬だけ表示されて、夢のように消えた。
着信履歴を見る。
そこには『アンリ』と表示されている。
徐々に意識が覚醒してくる。
今も尚、表示される名前。
耳に残る声。
夢じゃ、ない。
なんだよ、今の。
アンリ、なんで俺に、あんなこと…
明日、どんな顔して会えば良いんだろ。
ぐるぐると同じことばかり考えて。
携帯の時計が4時を回っても、目は冴えていた。
胸が熱くて苦しい。
夢じゃないのなら。
さっき、言えば良かった。
ハルヤは携帯を開く。
短い抗議メールを送ることにした。
-------------------------------------
To: "Henri"
From: "Haruya"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:11 AM
Subject: アンリの馬鹿。
眠れない。
-------------------------------------
送信してはみたものの、アンリはもう眠ったかもしれない。
暫く待っても、返事が来なかったら、俺も眠れるかな?
叶いそうもない期待だな、に自分で苦笑する。
携帯画面が光る。
アンリから返事が来た。
それから少しの間、俺達はメールを続けていた。
可笑しい。
真夜中。
同じ建物に居るのに。
ほんと、どうかしてる。アンリも、俺も。
-------------------------------------
To: "Haruya"
From: "Henri"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:16 AM
Subject: 僕は馬鹿じゃない。
>眠れない。
あっそう。僕はもう眠るから、静かにして?
-------------------------------------
-------------------------------------
To: "Henri"
From: "Haruya"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:23 AM
Subject: Re: 僕は馬鹿じゃない。
>あっそう。僕はもう眠るから、静かにして?
良かった。
いつものアンリだね。
さっきのアンリ、優し過ぎて、夢かと思った。
-------------------------------------
-------------------------------------
To: "Haruya"
From: "Henri"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:27 AM
Subject: (non tittle)
>さっきのアンリ、優し過ぎて、夢かと思った。
失礼だね。
-------------------------------------
-------------------------------------
To: "Henri"
From: "Haruya"
Sent: Wednesday, March 14, 2007 4:38 AM
Subject: Re: (non tittle)
>失礼だね。
ゴメン(笑)
あのさ。
さっきの電話で、言い忘れたんだけど。
どうかしてるの、アンリだけじゃないから。
俺も、だよ。
いつも、アンリのことばっか考えてる。
-------------------------------------
fin
PR