忍者ブログ
Marginal Prince Short Story
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

■オーギュスト×アンリ
-----------------------
「…セイメイは女狐の子という伝説もあるんだ。…そろそろ時間だね。
この続きは次回にしよう…さて。サン・ジェルマン? 今日の話は退屈だったかい?」

「え? …すみません、ボージェ教授。聞いてませんでした」

「いいや。生徒が関心を抱けない話をした講師の責任だと思うがね。
次は善処するよ。では諸君、今日の講義は以上だ」

神秘学の特別講義が終わり、生徒達が教室を出て行く。
教室には、アンリとボージェ教授だけが残る。

「具合でも悪いのかい、アンリ? 途中から全く身に入っていなかったようだが」

「オーギュスト。講義に身が入っていないのは君ではないの?
講師が特定の生徒の様子など気にしてどうするの」

「君も教壇に立ってみれば解ると思うけれどね。
たった一人でも、そっぽを向かれると、こちらは気が気ではないのだよ?
なんとか振り向かせようと、持てる知識を総動員するからね」

「可笑しな言い方をするんだね。それじゃあ、講師が生徒に片思いしてるみたいだよ?」

「なかなか言い得て妙だと思うがね。特に君にそっぽを向かれるのは辛いものだよ、アンリ」

「君の好きな錬金術師の末裔だものね、僕は」

「それも一理あるが…まあ良い。続きは今夜にしようか。ではまた」

「…オーギュ。僕の時間割には、夜の時間帯に講義は入っていないのだけれど?」

「おや。講義を聴いていなかったのだから、補習は必要だろう?」

「…君がそんなに教育熱心な講師だとは知らなかったよ、ボージェ教授」

「私の研究室で待っているよ、アンリ」


fin
PR
カレンダー
06 2026/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
キャラ名、CP名などで作品検索可
アーカイブ
カウンター
バーコード
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]