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■オーギュスト×アンリ
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「…セイメイは女狐の子という伝説もあるんだ。…そろそろ時間だね。
この続きは次回にしよう…さて。サン・ジェルマン? 今日の話は退屈だったかい?」
「え? …すみません、ボージェ教授。聞いてませんでした」
「いいや。生徒が関心を抱けない話をした講師の責任だと思うがね。
次は善処するよ。では諸君、今日の講義は以上だ」
神秘学の特別講義が終わり、生徒達が教室を出て行く。
教室には、アンリとボージェ教授だけが残る。
「具合でも悪いのかい、アンリ? 途中から全く身に入っていなかったようだが」
「オーギュスト。講義に身が入っていないのは君ではないの?
講師が特定の生徒の様子など気にしてどうするの」
「君も教壇に立ってみれば解ると思うけれどね。
たった一人でも、そっぽを向かれると、こちらは気が気ではないのだよ?
なんとか振り向かせようと、持てる知識を総動員するからね」
「可笑しな言い方をするんだね。それじゃあ、講師が生徒に片思いしてるみたいだよ?」
「なかなか言い得て妙だと思うがね。特に君にそっぽを向かれるのは辛いものだよ、アンリ」
「君の好きな錬金術師の末裔だものね、僕は」
「それも一理あるが…まあ良い。続きは今夜にしようか。ではまた」
「…オーギュ。僕の時間割には、夜の時間帯に講義は入っていないのだけれど?」
「おや。講義を聴いていなかったのだから、補習は必要だろう?」
「…君がそんなに教育熱心な講師だとは知らなかったよ、ボージェ教授」
「私の研究室で待っているよ、アンリ」
fin
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「…セイメイは女狐の子という伝説もあるんだ。…そろそろ時間だね。
この続きは次回にしよう…さて。サン・ジェルマン? 今日の話は退屈だったかい?」
「え? …すみません、ボージェ教授。聞いてませんでした」
「いいや。生徒が関心を抱けない話をした講師の責任だと思うがね。
次は善処するよ。では諸君、今日の講義は以上だ」
神秘学の特別講義が終わり、生徒達が教室を出て行く。
教室には、アンリとボージェ教授だけが残る。
「具合でも悪いのかい、アンリ? 途中から全く身に入っていなかったようだが」
「オーギュスト。講義に身が入っていないのは君ではないの?
講師が特定の生徒の様子など気にしてどうするの」
「君も教壇に立ってみれば解ると思うけれどね。
たった一人でも、そっぽを向かれると、こちらは気が気ではないのだよ?
なんとか振り向かせようと、持てる知識を総動員するからね」
「可笑しな言い方をするんだね。それじゃあ、講師が生徒に片思いしてるみたいだよ?」
「なかなか言い得て妙だと思うがね。特に君にそっぽを向かれるのは辛いものだよ、アンリ」
「君の好きな錬金術師の末裔だものね、僕は」
「それも一理あるが…まあ良い。続きは今夜にしようか。ではまた」
「…オーギュ。僕の時間割には、夜の時間帯に講義は入っていないのだけれど?」
「おや。講義を聴いていなかったのだから、補習は必要だろう?」
「…君がそんなに教育熱心な講師だとは知らなかったよ、ボージェ教授」
「私の研究室で待っているよ、アンリ」
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