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■春也×春臣
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ハルヤの部屋。
時計は深夜0時を差している。
ハルヤは扇を見ていた。
じいさまの字。
達筆な文字で、道真の歌が刻まれている。
「東風吹かば 匂い寄こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
何十年も前に。
じいさまはこの扇を持って、アルフォンソ学院に居た。
数年前。
俺は紅梅の扇を持って、舞台に立っていた。
兄様と一緒に。
日舞の稽古は楽しかった。
稽古の時は、兄様に会えたから。
扇を閉じて、箱の中に入れる。
窓の外を眺める。
綺麗な月。
離れてても、見る月は同じだよね?
兄様と一緒に、お月見した月と。
「おやすみなさい、兄様」
fin
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ハルヤの部屋。
時計は深夜0時を差している。
ハルヤは扇を見ていた。
じいさまの字。
達筆な文字で、道真の歌が刻まれている。
「東風吹かば 匂い寄こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
何十年も前に。
じいさまはこの扇を持って、アルフォンソ学院に居た。
数年前。
俺は紅梅の扇を持って、舞台に立っていた。
兄様と一緒に。
日舞の稽古は楽しかった。
稽古の時は、兄様に会えたから。
扇を閉じて、箱の中に入れる。
窓の外を眺める。
綺麗な月。
離れてても、見る月は同じだよね?
兄様と一緒に、お月見した月と。
「おやすみなさい、兄様」
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