忍者ブログ
Marginal Prince Short Story
Admin  +   Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

■春也×春臣
-------------
ハルヤの部屋。
時計は深夜0時を差している。

ハルヤは扇を見ていた。
じいさまの字。
達筆な文字で、道真の歌が刻まれている。

「東風吹かば 匂い寄こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

何十年も前に。
じいさまはこの扇を持って、アルフォンソ学院に居た。

数年前。
俺は紅梅の扇を持って、舞台に立っていた。
兄様と一緒に。

日舞の稽古は楽しかった。
稽古の時は、兄様に会えたから。

扇を閉じて、箱の中に入れる。
窓の外を眺める。

綺麗な月。

離れてても、見る月は同じだよね?
兄様と一緒に、お月見した月と。

「おやすみなさい、兄様」


fin
PR
カレンダー
06 2026/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
キャラ名、CP名などで作品検索可
アーカイブ
カウンター
バーコード
material by bee  /  web*citron
忍者ブログ [PR]