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Marginal Prince Short Story
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■ハルヤとユウタ
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ウーティス寮。
ハルヤの部屋にユウタが遊びに来ていました。
二人きりなので、日本の話をしていたところでした。
ちゃぶ台に乗っているのは、ハルヤが淹れてくれたアイスグリンティーです。
ユウタがふと窓を見ると、あの凶暴オウムを見掛けました。
金髪の生徒の肩に乗って今日も元気に叫んでいるようでした。
エンジュと同じ寮の人です。名前は長いので忘れてしまいました。
オウムの方は確か『コバタンオウム』です。
そこでユウタは、ぽんっと手を打ちました。

「あっ! コバタンオウムって、ハルヤと一緒だね!」

ハルヤは首を傾げます。
何がどうなって、自分が鳥扱いされたのか解りません。

「えっと…なんで俺?」

ユウタは笑顔で、ハルヤを指差します。

「コバたん!」

笑顔の友人を見て、ハルヤは苦笑しました。

「それはもしかして…コバヤシの『コバ』をとって『たん』を付けたの?」

「うんっ。ねえねえ。これからハルヤのこと『コバたん』って呼んでも」

「…ハルヤで良いよ。恥ずかしいから」

「えー。でも、可愛いのにー」

「あのー、ほらっ。この学校、ファーストネームで呼ぶって決まりだからさ」

「あ、そっか。ザンネンだなあ」

ハルヤはほっと胸を撫で下ろしました。
良い習慣があって良かったなと改めて思いましたとさ。めでたしめでたし。

さて。『週刊アルフォンソ学院』の新コーナー『今週のハルヤの部屋』いかがでしたか?
リクエストしてくれた『ペンネーム うさぎ怪獣』さん、ありがとうございましたー。

これからも皆さんからのリクエスト、どしどしお待ちしていまーす。
以上、今日のレポーターは僕、シルヴァン・クラークがお送りしましたー。

「…って。何やってんのさ、シルヴァン」

おおっと、ハルヤに見付かっちゃいました。
スタジオのヴィスコンティさーん、お返ししまーす。


fin
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