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■ジョシュアシナリオ、アニメベース
■カーディス×アンリ
「アンリ、今度の休日、ちょっと俺に付き合ってくれないかな?」
「何処へ行くの?」
「ロレート公国に」
彼は先日、王位を継ぐことを決意した。
ロレートには何度か足を運んでいる。それは別に良い。
アンリは髪を耳に掛ける。
「君がロレートと親しくするのは構わないけれど、
まさか、カーディスが僕を呼んだの?」
「俺が連れていきたいんだ」
「何それ」
「嫌かい?」
「僕のメリットが感じられないもの」
「俺、前から思っていたんだ。いつか、君とカーディスと引き合わせてみたいって」
「王様と僕を引き合わせて、どうしようというの?」
「どうなるかな、と思ってね」
悪戯な笑みを見せる。
その笑顔には冷たい視線が送られた。
「それだけの為に僕の休日を奪うつもり? 君、最近、横柄じゃない?」
「すまない。俺の友人に、性格を少し移されたのかな?」
「即刻、付き合うのを止めた方が良いと思うよ?
君みたいな優等生には相応しくない友人じゃないかな?」
「ねえ。アンリ、行こうよ。退屈はさせないから」
「昔は大人しかったのに、随分強引になったね、ジョシュア」
ロレート公国で、二人の顔合わせが実現した。
ジョシュアは自分が信頼する人同士の対面が叶い、とても嬉しかった。
二人の間に立って、双方を紹介する。
「カーディス、彼が以前お話したアンリです。
高等部第二学年、寮はウーティス。俺の一番の友人です」
アンリはちらとジョシュアを睨む。
それを受け止めて、話を続ける。
「アンリ、彼が俺の叔父でロレート国王のカーディス1世」
「知ってるよ。文化祭ではVIP席から劇に乱入してくれたからね」
カーディスは苦笑した。
「あの時は、すまなかったな。そうか、君はアンジェロだな?
実に迫真の演技だった。俺の甥が君を叩く場面が特にな」
「貴方は…サディスト?」
「ほう。よく解ったな?」
「可笑しな王様」
アンリは冷笑して、白い手を差し出す。
「こんにちは、カーディス国王陛下。
僕はアンリ=ユーグ=ド=サン・ジェルマン」
カーディスは微笑して、手を握り返した。
「陛下などと呼ぶな。俺はカーディスだ。
学院の生徒同士はファーストネームで呼び合う、だろう? アンリ?」
「貴方はもう生徒じゃないけどね? カ-ディス」
「面白い奴だな。ジョシュアの親友だというから、馬鹿が付くほど生真面目な男かと思ったが。
とんだ口の悪い美人だな。女を連れてきたのかと思ったぞ」
「僕もジョシュアの父上は品行方正な王子と聞いていたけれど、
その弟君は粗野で礼儀知らずのようだね?」
「ああ。加えて言うなら、口の減らない奴は好みだ」
「じゃ、僕とは相性が良くないね?」
王は可笑しそうに笑った。
「アンリ、酒は飲めるのか?」
「まあね」
「強そうだな? よし。ラルヴィス!」
はい…と控えていた側近が眉間に皺を寄せる。
王は機嫌良く従者に命じた。
「歓迎の祝杯を挙げる。宴の準備をしろ!」
fin
■カーディス×アンリ
「アンリ、今度の休日、ちょっと俺に付き合ってくれないかな?」
「何処へ行くの?」
「ロレート公国に」
彼は先日、王位を継ぐことを決意した。
ロレートには何度か足を運んでいる。それは別に良い。
アンリは髪を耳に掛ける。
「君がロレートと親しくするのは構わないけれど、
まさか、カーディスが僕を呼んだの?」
「俺が連れていきたいんだ」
「何それ」
「嫌かい?」
「僕のメリットが感じられないもの」
「俺、前から思っていたんだ。いつか、君とカーディスと引き合わせてみたいって」
「王様と僕を引き合わせて、どうしようというの?」
「どうなるかな、と思ってね」
悪戯な笑みを見せる。
その笑顔には冷たい視線が送られた。
「それだけの為に僕の休日を奪うつもり? 君、最近、横柄じゃない?」
「すまない。俺の友人に、性格を少し移されたのかな?」
「即刻、付き合うのを止めた方が良いと思うよ?
君みたいな優等生には相応しくない友人じゃないかな?」
「ねえ。アンリ、行こうよ。退屈はさせないから」
「昔は大人しかったのに、随分強引になったね、ジョシュア」
ロレート公国で、二人の顔合わせが実現した。
ジョシュアは自分が信頼する人同士の対面が叶い、とても嬉しかった。
二人の間に立って、双方を紹介する。
「カーディス、彼が以前お話したアンリです。
高等部第二学年、寮はウーティス。俺の一番の友人です」
アンリはちらとジョシュアを睨む。
それを受け止めて、話を続ける。
「アンリ、彼が俺の叔父でロレート国王のカーディス1世」
「知ってるよ。文化祭ではVIP席から劇に乱入してくれたからね」
カーディスは苦笑した。
「あの時は、すまなかったな。そうか、君はアンジェロだな?
実に迫真の演技だった。俺の甥が君を叩く場面が特にな」
「貴方は…サディスト?」
「ほう。よく解ったな?」
「可笑しな王様」
アンリは冷笑して、白い手を差し出す。
「こんにちは、カーディス国王陛下。
僕はアンリ=ユーグ=ド=サン・ジェルマン」
カーディスは微笑して、手を握り返した。
「陛下などと呼ぶな。俺はカーディスだ。
学院の生徒同士はファーストネームで呼び合う、だろう? アンリ?」
「貴方はもう生徒じゃないけどね? カ-ディス」
「面白い奴だな。ジョシュアの親友だというから、馬鹿が付くほど生真面目な男かと思ったが。
とんだ口の悪い美人だな。女を連れてきたのかと思ったぞ」
「僕もジョシュアの父上は品行方正な王子と聞いていたけれど、
その弟君は粗野で礼儀知らずのようだね?」
「ああ。加えて言うなら、口の減らない奴は好みだ」
「じゃ、僕とは相性が良くないね?」
王は可笑しそうに笑った。
「アンリ、酒は飲めるのか?」
「まあね」
「強そうだな? よし。ラルヴィス!」
はい…と控えていた側近が眉間に皺を寄せる。
王は機嫌良く従者に命じた。
「歓迎の祝杯を挙げる。宴の準備をしろ!」
fin
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