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■1日目2:ユウタ 続編
→ユウタのことが六人の中で一番好きだから
ユウタのことが六人の中で一番好きだから、と姉は答えた。
「うそ…」
ユウタはそう言ったきり、しばらく固まってしまった。
姉に呼び掛けられて、やっと口を開く。
「あ、あ、姉貴が、そんなこと言うなんて…ね、熱でもあるの、姉貴?」
熱なんかないよ、と姉は答えた。
「だって姉貴は…俺より他の奴等ばっかに電話してくるからさ」
弟はだんだん俯きながら話す。
「みんなの中の誰かが好きで、俺のことなんか、いつか、
要らなくなっちゃうんじゃないかって…」
少し涙声になっている弟に苦笑しつつ、姉は声を掛けた。
→ユウタはずっと私の弟だよ
→泣かない、泣かない
→ユウタはずっと私の弟だよ
ユウタはずっと私の弟だよ、と姉は言った。
「姉ちゃん…うん! そうだよね!」
弟はとびっきり明るい笑顔になる。
「そうだよ、姉ちゃんは俺の姉ちゃんだもん。
変なこと言って、ごめん。俺、姉ちゃんには甘えてばっかりで」
→弟なんだから甘えてもいいよ
→『姉ちゃん』じゃなくて、『姉貴』じゃなかったの?
→弟なんだから甘えてもいいよ
弟なんだから甘えてもいいよ、と姉は言った。
「ありがと…」
嬉しそうにそう言ったのだが、俯いてしまった。
姉は暫く待っていたが、ユウタが顔を上げないので、名を呼ぶ。
弟は息を吐き出して、こちらを向いた。
「やっぱり、やっぱり、俺…」
何か言おうとしているのにまた黙ってしまう。
目をぎゅっと瞑って弟が俯く。もう一度、ユウタ、と呼び掛ける。
「俺、今まで、ずっと違うって思ってた。
でも何度も考えたけど同じ答えしか出てこないんだ。
もう俺、他の奴に電話貸さない。姉貴を誰にも渡さない」
弟は弾かれたように顔を上げて、言った。
「俺、姉貴が好きなんだ」
end(Yuta ending)
→『姉ちゃん』じゃなくて、『姉貴』じゃなかったの?
『姉ちゃん』じゃなくて、『姉貴』じゃなかったの?
と姉が言うと、弟はほっぺたを膨らませた。
「どっちでもいいの。 姉ちゃんは姉ちゃんなんだから。
もー、いっつもそうやって、俺の揚げ足とるんだから。
俺、みんなのとこ行くからな。おやすみ、姉ちゃん」
→泣かない、泣かない
泣かない、泣かない、と姉は言った。
「なっ、泣いてなんかないよっ!」
手で目元を拭う。姉の笑い声に、弟は顔を赤くする。
「笑うなっ! 姉貴のばかあっ!
姉貴は昔っから俺のこと子供扱いして…俺だってもう16なんだぞ!」
風船のように頬を膨らます。
「もう、電話切るから!」
→ユウタのことが六人の中で一番好きだから
ユウタのことが六人の中で一番好きだから、と姉は答えた。
「うそ…」
ユウタはそう言ったきり、しばらく固まってしまった。
姉に呼び掛けられて、やっと口を開く。
「あ、あ、姉貴が、そんなこと言うなんて…ね、熱でもあるの、姉貴?」
熱なんかないよ、と姉は答えた。
「だって姉貴は…俺より他の奴等ばっかに電話してくるからさ」
弟はだんだん俯きながら話す。
「みんなの中の誰かが好きで、俺のことなんか、いつか、
要らなくなっちゃうんじゃないかって…」
少し涙声になっている弟に苦笑しつつ、姉は声を掛けた。
→ユウタはずっと私の弟だよ
→泣かない、泣かない
→ユウタはずっと私の弟だよ
ユウタはずっと私の弟だよ、と姉は言った。
「姉ちゃん…うん! そうだよね!」
弟はとびっきり明るい笑顔になる。
「そうだよ、姉ちゃんは俺の姉ちゃんだもん。
変なこと言って、ごめん。俺、姉ちゃんには甘えてばっかりで」
→弟なんだから甘えてもいいよ
→『姉ちゃん』じゃなくて、『姉貴』じゃなかったの?
→弟なんだから甘えてもいいよ
弟なんだから甘えてもいいよ、と姉は言った。
「ありがと…」
嬉しそうにそう言ったのだが、俯いてしまった。
姉は暫く待っていたが、ユウタが顔を上げないので、名を呼ぶ。
弟は息を吐き出して、こちらを向いた。
「やっぱり、やっぱり、俺…」
何か言おうとしているのにまた黙ってしまう。
目をぎゅっと瞑って弟が俯く。もう一度、ユウタ、と呼び掛ける。
「俺、今まで、ずっと違うって思ってた。
でも何度も考えたけど同じ答えしか出てこないんだ。
もう俺、他の奴に電話貸さない。姉貴を誰にも渡さない」
弟は弾かれたように顔を上げて、言った。
「俺、姉貴が好きなんだ」
end(Yuta ending)
→『姉ちゃん』じゃなくて、『姉貴』じゃなかったの?
『姉ちゃん』じゃなくて、『姉貴』じゃなかったの?
と姉が言うと、弟はほっぺたを膨らませた。
「どっちでもいいの。 姉ちゃんは姉ちゃんなんだから。
もー、いっつもそうやって、俺の揚げ足とるんだから。
俺、みんなのとこ行くからな。おやすみ、姉ちゃん」
→泣かない、泣かない
泣かない、泣かない、と姉は言った。
「なっ、泣いてなんかないよっ!」
手で目元を拭う。姉の笑い声に、弟は顔を赤くする。
「笑うなっ! 姉貴のばかあっ!
姉貴は昔っから俺のこと子供扱いして…俺だってもう16なんだぞ!」
風船のように頬を膨らます。
「もう、電話切るから!」
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