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Marginal Prince Short Story
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■シルヴァン×ハルヤ
■お茶にしませんか?
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和風で落ち着いた雰囲気のハルヤの部屋。
部屋の中央には、丸いちゃぶ台。
その上には、春らしい色合いの急須が置かれている。
二つの湯飲みからは、湯気が立ち上っていた。

「ハルヤ、お茶が入りましたよ♪」

シルヴァンが「どうぞ」と湯飲みを渡す。

「あ、うん。ありがと」

ハルヤはラベンダー色の湯のみを見て「あ」と言う。

「これ、やっぱりシルヴァンが持ってきたんだ?
なんか、見たことないのがあるなあと思ってたんだよね」

「はい♪ 色違いの2個セットだったんです!
ハルヤのが紫で、僕のがピンク。ね、ピッタリでしょ?」

「ほんとだ…でもこれ、セットっていうか、『夫婦湯のみ』なんじゃ…」

「え? メテオ…?」

「…いや。あ、お茶、いただきます」

ハルヤは、湯飲みに口付ける。

「…美味しい。なんか、日本に居るみたいだな」

「ありがとうございます♪ やっぱりお茶は玉露ですねー」

「違うよ」ハルヤは両手で頬杖を突く。

「お茶葉がどうのっていうより、君の腕が良くなってるんだよ?」

「そうなんですか?」

「うん。最初の頃に比べると全然。
あの時は、苦くて飲めなかったからなあ」

出し過ぎの渋いお茶を思い出して、くくと笑う。

「でも今は、ほんと上手くなったよね。
急須を持つ手付きも、その…なんか様になってきてるってゆうか…」

「そうですか!? 僕、良いお嫁さんになれそうですかっ!?」

「いや、それは、目指すところが間違ってると思うけど…」

「じゃあ『姉さん女房』にはなれそうですか!?」

「いや。意味同じだから」ハルヤは、お茶をもう一口飲む。

「でもシルヴァンがお嫁さんだったら、明るい家庭にはなりそうだね」


fin
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