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Marginal Prince Short Story
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■アイヴィー×ソクーロフ ショート
「うわ、居た。こんな時間まで何やってんの?」

アイヴィーが保健室のドアを開けた時、ソクーロフは机に向かっていた。保健医は窓を見て、

「もう夜か」

「気付かなかったんかい。つーか、ちょっと寒いよ、この部屋」

いくら常春の聖アルフォンソ島でも冬の夜は冷える。

「ああ、暖房を入れるのを忘れていた」

「あんた、集中すると、周り見えなくなるよねー」

アイヴィーはソクーロフの背凭れに手を置く。

「ね。もしかして、上、生徒居んの?」

二階はベッドルーム。稀な例だが、生徒を此処に寝泊まりさせる場合がある。
症状が重い場合は、保健医も一昼夜付き添い、世話をするのだ。

「いいや。生徒のカウンセリングについて考えていたら、夜になっていただけだ」

「なんか問題ある生徒でも居んの?」

「警備組織に報告が必要な例ではない」

「あっそ」

「何しに来た」

「あんたの放置プレイがヒドイから、こっちから襲いに来たんだよ」

椅子に手を置いたまま、上体を屈めた。


fin
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