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■ジョシュア×ハルヤ
■ほのぼの。
第1回BL王座決定戦、第5位おめでとうございます。
-------------------------------------
…ジョシュア?
やあ、ハルヤ。君も来てたんだね、月桂樹の森に。
あ、うん。講義、終わったから。
そうか。今日は3限で終わりだものね、ハルヤは。
うん。寮に戻っても良かったんだけど。
天気良いから、なんとなく、森に来ちゃった。
ジョシュアは?
俺は、この時間、空講なんだ。
それで天気が良いから、森に。ハルヤと同じだね。
そっか。
ハルヤ。次の講義が始まるまで、一緒に散歩しても構わないかな?
うん…
ありがとう。
…ハルヤとこうして、森を歩くのは久し振りだね。
うん。
いつも寮のサロンでは一緒に居るけど、
他のみんなも傍に居るから、なかなか二人きりで話す時間が無いからね。
…うん。
…あ。ナイチンゲールだ。
え? どこ?
ほら、あの木。
ああ…うん。
ん? ハルヤ、どうしたの?
いや。あの鳥を見るとさ、なんか歴史を感じちゃうんだよね。
アルフォンソ王の時代から、あの鳥が居たんだなって。
月桂樹の枝を咥えて、彼の下に飛んできた鳥。
その枝から出来た森に、僕達が居るなんて、不思議な気がして。
ナイチンゲールは、王を導いた伝説の鳥、だからね。
ジョシュアも、あの鳥を見ると伝説のこと思い出す?
…俺は…ハルヤを思い出すよ。
えっ?
俺達にとってのナイチンゲールは、ハルヤだと思ってるから。
僕…?
そうだよ。君が居るから、俺達は道を間違えない。
ハルヤがその場に居ると、必要以上の言い争いは起こらない。
だから、レッドとアンリの言い争いも、喧嘩まで発展しないんだよ。
レッドとアンリは、仲が良いだけでしょ…
ハルヤは、自分のことをよく知らないみたいだね?
俺は知っているよ、ハルヤの素晴らしいところ。たくさんね。
君は面倒なことは嫌いと言いながらも周囲への細やかな気遣いをしている。
それは面倒で難しいことなのに、君は無意識のうちにこなしているよ?
混乱した状況では、足りない説明を補足してくれるし、
これ以上、話を前に進めてはならない時には、話題を転換してくれる。
そんなこと、してないよ…
間違いないと思うよ。だって俺は、そんなハルヤをいつも見てきたから。
みんなが深い森に入る前に、君が正しい出口へ案内してくれる。
だから、王を導いたナイチンゲールのようだと、いつも思っていたんだ。
買い被りすぎだよ、ジョシュア。僕は、何も持って無い。
優柔不断だし、面倒なことは何も出来ないし。全然、僕なんか駄目だよ。
だって、今でも信じられないんだ。
僕みたいな人間が、みんなと一緒に居られること。
俺は、ハルヤが自分を卑下するようなことを言うと悲しいな。
もしかして今までずっと、そう思っていたの?
うん…だって、みんなはキラキラ輝いて見えるから、特に君は。
生徒代表だし、人とはオーラが違うし、
血筋に関係なく、一挙一動が王子様みたいっていうか。
なんとなく見つめていたいなって思うくらいだし…
それは、俺が、お兄さんと似ているから?
兄様と…僕、そんなこと君に言ったの?
うん。最初にね。「雰囲気が似てて、なんだか安心します」って。
俺はそれでも構わなかった。君が、俺の向こうに誰を見ていても。
俺の前にハルヤが居てくれることには、変わらないから。
…ごめん。次の講義の時間だ。もう行かないと。
あ、うん。
もっと早く、君に会えたら良かった。
え?
そうしたら、講義が始まるまで、もっと話せたから。
あ、ごめん。ハルヤは迷惑だったかな?
ううん。僕は、ジョシュアと話せて嬉しかった。
ありがとう。じゃあ、また後で、ハルヤ。
ん…いってらっしゃい。
…はあ。なんか緊張しちゃったな。頬も熱いし。
あ…ナイチンゲールだ。
fin
■ほのぼの。
第1回BL王座決定戦、第5位おめでとうございます。
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…ジョシュア?
やあ、ハルヤ。君も来てたんだね、月桂樹の森に。
あ、うん。講義、終わったから。
そうか。今日は3限で終わりだものね、ハルヤは。
うん。寮に戻っても良かったんだけど。
天気良いから、なんとなく、森に来ちゃった。
ジョシュアは?
俺は、この時間、空講なんだ。
それで天気が良いから、森に。ハルヤと同じだね。
そっか。
ハルヤ。次の講義が始まるまで、一緒に散歩しても構わないかな?
うん…
ありがとう。
…ハルヤとこうして、森を歩くのは久し振りだね。
うん。
いつも寮のサロンでは一緒に居るけど、
他のみんなも傍に居るから、なかなか二人きりで話す時間が無いからね。
…うん。
…あ。ナイチンゲールだ。
え? どこ?
ほら、あの木。
ああ…うん。
ん? ハルヤ、どうしたの?
いや。あの鳥を見るとさ、なんか歴史を感じちゃうんだよね。
アルフォンソ王の時代から、あの鳥が居たんだなって。
月桂樹の枝を咥えて、彼の下に飛んできた鳥。
その枝から出来た森に、僕達が居るなんて、不思議な気がして。
ナイチンゲールは、王を導いた伝説の鳥、だからね。
ジョシュアも、あの鳥を見ると伝説のこと思い出す?
…俺は…ハルヤを思い出すよ。
えっ?
俺達にとってのナイチンゲールは、ハルヤだと思ってるから。
僕…?
そうだよ。君が居るから、俺達は道を間違えない。
ハルヤがその場に居ると、必要以上の言い争いは起こらない。
だから、レッドとアンリの言い争いも、喧嘩まで発展しないんだよ。
レッドとアンリは、仲が良いだけでしょ…
ハルヤは、自分のことをよく知らないみたいだね?
俺は知っているよ、ハルヤの素晴らしいところ。たくさんね。
君は面倒なことは嫌いと言いながらも周囲への細やかな気遣いをしている。
それは面倒で難しいことなのに、君は無意識のうちにこなしているよ?
混乱した状況では、足りない説明を補足してくれるし、
これ以上、話を前に進めてはならない時には、話題を転換してくれる。
そんなこと、してないよ…
間違いないと思うよ。だって俺は、そんなハルヤをいつも見てきたから。
みんなが深い森に入る前に、君が正しい出口へ案内してくれる。
だから、王を導いたナイチンゲールのようだと、いつも思っていたんだ。
買い被りすぎだよ、ジョシュア。僕は、何も持って無い。
優柔不断だし、面倒なことは何も出来ないし。全然、僕なんか駄目だよ。
だって、今でも信じられないんだ。
僕みたいな人間が、みんなと一緒に居られること。
俺は、ハルヤが自分を卑下するようなことを言うと悲しいな。
もしかして今までずっと、そう思っていたの?
うん…だって、みんなはキラキラ輝いて見えるから、特に君は。
生徒代表だし、人とはオーラが違うし、
血筋に関係なく、一挙一動が王子様みたいっていうか。
なんとなく見つめていたいなって思うくらいだし…
それは、俺が、お兄さんと似ているから?
兄様と…僕、そんなこと君に言ったの?
うん。最初にね。「雰囲気が似てて、なんだか安心します」って。
俺はそれでも構わなかった。君が、俺の向こうに誰を見ていても。
俺の前にハルヤが居てくれることには、変わらないから。
…ごめん。次の講義の時間だ。もう行かないと。
あ、うん。
もっと早く、君に会えたら良かった。
え?
そうしたら、講義が始まるまで、もっと話せたから。
あ、ごめん。ハルヤは迷惑だったかな?
ううん。僕は、ジョシュアと話せて嬉しかった。
ありがとう。じゃあ、また後で、ハルヤ。
ん…いってらっしゃい。
…はあ。なんか緊張しちゃったな。頬も熱いし。
あ…ナイチンゲールだ。
fin
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