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Marginal Prince Short Story
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ソクーロフに看病されちゃった9 続編
■カーシャ様、リクエストありがとうございました!
「あっ、アイヴィーさん!」

「お、ドニ」

後日。アイヴィーが学院内を歩いていると、シュヌーシア寮シェフに声をかけられた。
今日は黄色のバンダナと腰巻きエプロンをしている。その上から上着を羽織っていた。

「アイヴィーさん、元気になったんですね! 良かった! ソクーロフ先生から、
アイヴィーさんが高熱を出したって聞いた時は心配しましたけど。
もうどこも具合悪くないですか?」

「ああ。もう元気、元気」

「良かったです! あ、そう言えば、美味しかったですか? カーシャ」

「カーシャって、あのオートミールのこと?」

「はい。ロシアではカーシャと呼ばれています。それで、どうでした? お味は」

「うまかったよ」

「そうですか!」

「俺の為に、わざわざ作ってくれてサンキュな、ドニ」

シェフは大きな目をぱちくりさせた。

「えっ? 何言ってるんですか、アイヴィーさん」

「何って、だから、お礼を」

シェフはきょとんとしていた。

「作ったの、僕じゃないですよ?」


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