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Marginal Prince Short Story
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報われない俺達7 続編
「あーあ。結局、大したことはできなかったなー」

「おい、エメリー。お前はまた、何て態度だ」

執務中だというのに茶髪の男は、
両腕を投げ出し、机にべったりと頬を付けていた。
見兼ねた私が注意すると、こう返してきた。

「別にイイじゃーん、俺なんかどーでもー」

「良くはない。いい加減、しゃんとしろ」

私の言うことなど、まるで聞かず、
奴は右頬を机に付けたまま、私を見上げた。

「なあ、ラテー」

「今度は何だ」

「お前はさあ、楽しめた?」

「何が」

「この一週間、陛下の一番側に居られてさ。楽しかった?」

「楽しい、などと言う表現は適切ではないと思うが。
まあ、そうだな。私個人としては、身に余る、
幸福な七日間だった。陛下の最もお側に置いて頂いて」

「そっか。なら、まー、いっか」

ひょいと身体を起こす。

「ラッキーだったな、ラテ」

「あ、ああ」

「よーし。じゃあ俺、庭番のお手伝いでもしてくっかなー、天気イイから」

「それはお前の仕事ではないだろう。この執務は!」

「やっといてー。今度なんかオゴるからー」

「エメリー!」

奴はまた瞬く間に部屋を飛び出して行った。


fin
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