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Marginal Prince Short Story
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一か月後:メール 続編
「よっ! 電話してくれて嬉しいぜ。つか、かなりご無沙汰じゃん? 
もう俺のこと忘れちまったのかと思ってたんだからな?
テオんち行ってから、##NAME1##、全然連絡よこさねーし」
アルフレッドは子供のように口を尖らせている。
「##NAME1##、テオのこと、考えてたんじゃねーだろうな?
俺は君のことばっか考えてんのに、
サンセットクルーズ中もテオと二人で何処か消えちまうし!
なかなか帰ってこないから、俺、探しに行ったんだぞ!」
レッドは怒鳴るように言葉をぶつけていた。
自棄になっていると、本人も気付いているのだが、
ここ一か月も自分の中で燻っていた想いをこれ以上留めて置けなかった。
「ギリシャに行って思い知らされたよ。この俺が、
どーしようもないくらい、君に惚れてるってことがよーく解った!
悪いけどな! 君が誰のこと好きでも、俺のは変わらないっ!
もし君がテオのこと好きになっちまったってんなら、この手で奪い返すまでだ!
どーなんだよ、##NAME1##! それでも君は、あの伊達男の方が良いって言うのかよ!?」
ユウタの姉はここまで必死な彼を見たことはなかった。
語気は荒いが、まるで主人に捨てられそうな猛犬のようだ。
ユウタの姉は自分の正直な想いを伝える。私はレッドさんが好きですよ、と答えた。
すると彼は、急に威勢が無くなって耳を赤くする。ぼそりと呟いた。
「…なら、テオに優しくすんなよ。俺が今まですげー心配してたのバカみたいじゃん」
しゅんとなったのも束の間、また自棄になって叫ぶ。
「あー! なんで君の前でだけこんなカッコ悪ぃんだ、俺は!
何年も役者やってきたのに、カッコイイ演技のひとつもできねえっ!」
ユウタの姉は思わず笑ってしまう。そして彼にちゃんと伝えた。
演技してるレッドさんも、演技してないレッドさんも好きですよ、と。
彼は一瞬、虚を衝かれた顔を見せ、肩を竦めた。
「…ったく。さすがユウタの姉貴だな」
姉が首を傾げる。
「いーや、コッチのこと! んじゃ、俺、そろそろ行くわ」
うん、と頷くと、画面にレッドの笑顔が迫った。
「なあ、携帯、耳に当ててくれる?」
姉は言われる通りにする。彼の囁きが聞こえた。
「おやすみ、##NAME1##。愛してるぜ」

END(Alfred ending)
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