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■ソクーロフ×アイヴィー
■アイヴィー5年前
■原作コミック、小説ベース+オリジナルキャラ
新しい職場で気に入ってることは。
ここで飲めるコーヒーがやたら美味いこと。
これを飲む為に職場に来てるかんじすらする。
この島に入ってくるコーヒー豆の殆どはアフリカ産の最高級だとかで、そう聞いてからは余計に美味く感じる。
うちではインスタントコーヒーしか作らないし。
俺は職場に着いたら最初に、コーヒーサーバーに向かう。
誰かが既に淹れてくれたコーヒーをマイカップに注いで、自分の席に戻る。
んで、コーヒー飲みながら、メール見たり、書類読んだりして、一日が始まる。
そんなかんじでコーヒーが飲める時は、平和な日ってことだ。
二週間前から始まった、俺の新しいお仕事は、『辺境の島』の警備。
もうちょい具体的には、マージナルプリンスと呼ばれる学院の生徒達を守ること。
島の人口はたった三万人。そのうち生徒は百五十人ぽっち。
軍に残るよりはラクそうだ、と思って来たのに。
今日も俺はコーヒーを飲みながら、PC画面上のリストを眺めてた。
学院の生徒を狙ってるヒトがこんなに居る。
「やっぱ、あのオジサン達にダマされたっぽいなー、俺」
俺の背後から靴音が近付く。
「司令だけではなく、皆、騙されて来るものですよ、ここには」
副司令官のラインハルト・クロイツ。ドイツから引き抜かれてきた、すげー優秀な軍人。
島に来たのは去年。新しい司令官、つまり俺を補佐する為に、一年前から着任したそうだ。
軍人のワールドカップがあったら、そのドイツ代表みたいなオトコ。
こいつの上司が俺なんかでイイのか、ちょっとギモン。
「あのさ、クロイツ。いっこお願いあんだけど」
「はい?」
「俺のこと、司令って呼ぶの止めてくんないかな? 名前で、アイヴィーでイイから、全然」
「嫌です」
「嫌って、なんで」
「では逆にお尋ねしますが、司令を司令とお呼びして、何が問題なのでしょう?」
「や。だって、よそよそしいしさ、俺、司令ってガラじゃないし」
「それなら、自覚を持って頂く為にも、司令と呼ばせて頂きます。
貴方をどう呼ぶかくらいは、私の好きにさせて頂きたく思いますが」
「じゃー、もうイイです」
「ありがとうございます、ご理解頂いて」
なんかホント、どっちが上司かわかんね。
クロイツは扱い難いが優秀な男だから、って前の司令官が言ってたっけ。
「司令」
「あ、ハイ?」
「明日13時に学院の保健室に行って下さい」
「保健室? 俺、どこもケガしてないよ?」
見れば解りますよ、とつまらなそうに言いながら、プリントアウトしたらしい物を手渡す。
B5の紙には、簡潔な文章と学院の案内図が載っていた。
→
■アイヴィー5年前
■原作コミック、小説ベース+オリジナルキャラ
新しい職場で気に入ってることは。
ここで飲めるコーヒーがやたら美味いこと。
これを飲む為に職場に来てるかんじすらする。
この島に入ってくるコーヒー豆の殆どはアフリカ産の最高級だとかで、そう聞いてからは余計に美味く感じる。
うちではインスタントコーヒーしか作らないし。
俺は職場に着いたら最初に、コーヒーサーバーに向かう。
誰かが既に淹れてくれたコーヒーをマイカップに注いで、自分の席に戻る。
んで、コーヒー飲みながら、メール見たり、書類読んだりして、一日が始まる。
そんなかんじでコーヒーが飲める時は、平和な日ってことだ。
二週間前から始まった、俺の新しいお仕事は、『辺境の島』の警備。
もうちょい具体的には、マージナルプリンスと呼ばれる学院の生徒達を守ること。
島の人口はたった三万人。そのうち生徒は百五十人ぽっち。
軍に残るよりはラクそうだ、と思って来たのに。
今日も俺はコーヒーを飲みながら、PC画面上のリストを眺めてた。
学院の生徒を狙ってるヒトがこんなに居る。
「やっぱ、あのオジサン達にダマされたっぽいなー、俺」
俺の背後から靴音が近付く。
「司令だけではなく、皆、騙されて来るものですよ、ここには」
副司令官のラインハルト・クロイツ。ドイツから引き抜かれてきた、すげー優秀な軍人。
島に来たのは去年。新しい司令官、つまり俺を補佐する為に、一年前から着任したそうだ。
軍人のワールドカップがあったら、そのドイツ代表みたいなオトコ。
こいつの上司が俺なんかでイイのか、ちょっとギモン。
「あのさ、クロイツ。いっこお願いあんだけど」
「はい?」
「俺のこと、司令って呼ぶの止めてくんないかな? 名前で、アイヴィーでイイから、全然」
「嫌です」
「嫌って、なんで」
「では逆にお尋ねしますが、司令を司令とお呼びして、何が問題なのでしょう?」
「や。だって、よそよそしいしさ、俺、司令ってガラじゃないし」
「それなら、自覚を持って頂く為にも、司令と呼ばせて頂きます。
貴方をどう呼ぶかくらいは、私の好きにさせて頂きたく思いますが」
「じゃー、もうイイです」
「ありがとうございます、ご理解頂いて」
なんかホント、どっちが上司かわかんね。
クロイツは扱い難いが優秀な男だから、って前の司令官が言ってたっけ。
「司令」
「あ、ハイ?」
「明日13時に学院の保健室に行って下さい」
「保健室? 俺、どこもケガしてないよ?」
見れば解りますよ、とつまらなそうに言いながら、プリントアウトしたらしい物を手渡す。
B5の紙には、簡潔な文章と学院の案内図が載っていた。
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