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Marginal Prince Short Story
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バカンス続編
「俺、ちょっと見てくるよ。ミハイルは、ゆっくりしていって」
「う、うん」
「本当にごめんね」
ジョシュアはサロンを出る。廊下にアンリの背が見えた。
追い駆けて、彼の部屋へ向かった。
ドアをノックする。返事はない。
「アンリ、開けるよ」
許可を得ずに、部屋に入った。
アンリは机の前で立っていて、こちらには背を向けていた。
ジョシュアは後ろ手に扉を閉める。
アンリの華奢な背中は、いつも孤独を背負っているように見えた。
振り向かずにアンリは言った。
「勝手に入って来ないで」
「ごめん」
素直に謝られて、アンリは少し黙った。
ジョシュアは何も言わずに、アンリの背を見つめていた。
「君、彼等とお茶を飲むのではなかったの?」
「うん。だけど、アンリのことが気になったから」
「さすが、生徒代表殿。お節介だね」
肩を竦め、冷笑した息遣いが聞こえた。
「ミハイルが訪ねて来たこと、怒っているのかい?」
「僕は彼が嫌いなの。いつもめそめそして、苛々する」

「二人に嫉妬しているのかと思っていたけれど」

「アンリが怒っている理由はミハイル、じゃないだろう?」
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